DOT水溶液を使ったの駆除の一つに、木材内部に注入する方法があります。
害虫に荒らされた木材部分を取り囲むように数か所穴をあけ、高濃度のDOT水溶液をドリルであなをあけた部分に注入し、木栓を打付け表面を処理します。
※寸法=インチ
※通常は木材の広い面に30~40cm間隔でドリルで穴をあけ処理しますが、広い面にあけるのが難しい場合には、下図のように狭い面に20~25cm間隔で穴をあけます。
【処理手順】
- 注入孔の位置に印をつけ木材断面の3/4前後ドリルで穴をあける
- 高濃度のDOT水溶液を注入
※無垢材ではノズルの先端をしっかりと入れ、15~60秒ほど注入の圧力をかける。
被害が大きい場合には、他の注入孔や破損部などからDOT水溶液が流れ出すまで注入を続ける - 流れ出したDOT水溶液を紙タオルなどでふき取る
- 木栓で穴を塞ぎ表面を処理
【参考ページ】
- ログハウスのシロアリ被害部分の穿孔処理 → dot4_3rpot1.html
- 高濃度30%の水溶液の製作 → dot2_32work_250cc.html