処理作業/Q&A

ホウ酸塩防腐防蟻に関する一般的なQ&A

  1. DOT処理にはどのような方法が有りますか ?
  2. 塗布場所は ?
  3. 塗布処理の回数は ?
  4. 『ティンボアPCO』1箱でどれくらい塗布できますか ?
  5. 新築住宅でGLより1m迄の木部を処理するのに必要な量は ?
  6. 加圧注入装置がなくても高濃度処理できますか ?
  7. 外部の木製デッキに塗りたいのですが ? 塗布面積の目安は?
  8. 軸組みの接合金物にDOTが付着しても大丈夫ですか ?

Q1 DOT処理にはどのような方法が有りますか ?

A1 処理は主に新築現場と既設リフォームの二つに分けられ下の表にまとめてみました。

【DOT処理方法】 ティンボアPCO 備考
既設(予防) 塗布、噴霧
既設(腐朽処理) 塗布・散布、穿孔 ドリルで穿孔し高濃度の処理液を圧入
新築現場 塗布、噴霧
※加圧注入やどぶ漬けについては現在調査中
※防蟻処理として、GLより1mの木部が建築基準法で定められています。

Q2 塗布場所は ?

A2 土台や束石、束、大引き、柱、筋違いなどの構造材基本になります。
 通常、床板は処理しませんが、洗面所など湿気の多い部屋や、畳敷きの下地板などの結露しやすい場所には、防腐効果がありカビの発生を防ぎますので塗布処理し、浴室廻りなど、常に湿気に曝される場所には、天井の梁廻りまで処理してください。
 尚、試用中ですが、無垢の床板に塗布しておくと雑菌による汚れを防ぐことができると思います。


Q3 塗布処理の回数は ?

A3 15-20%DOTの1回塗りでの処理としては、80×80mmの角材までが目安になります。
 DOTの成分は年月と共に木材内部へ浸透し、表面のDOT濃度が徐々に低下しますのでこれより大きい断面積の土台や柱、大引きは2回塗りしてください。
 ※2回目の処理は1時間以上、処理剤が乾いてから実施してください。


Q4 『ティンボアPCO』1箱でどれくらい塗布できますか ?

A4 DOT水溶液の濃度によって異なりますが、1m2 とするために約150~200cc必要になり、日本木材保存協会の認定濃度15%以上に塗布では
15%:約187~250m2 (37.5L)
20%:約125~166m2 (25L)


Q5 新築住宅でGLより1m迄の木部を処理するのに必要な量は ?

A5 一般的な管柱3.5寸を使用した在来木造住宅(長方形型)の1階部分を 24坪として計算しますと、木材の表面積約 210m2 に対する塗布量が必要で、そのうち 170m2 が 80x80mm以上の木材で、2回塗りが必要になります。
 ※実寸で計算しましたので、1~2割前後のロスを見越してホウ酸塩防腐防蟻剤を準備してください。

 余談ですが、最近地球温暖化のため各地で豪雨が多く発生し土砂災害が増えており、バリアフリーの観点からは多少問題が生じますが、GLからの基礎コンクリート高をあげることで、床下浸水や土砂が外壁にぶつかるリスクも減り、地域によっては津波のリスクも緩和され、DOT処理する部分も少なくなります。


木材のどぶ漬け

Q6 加圧注入装置がなくても高濃度処理できますか ?

A6 加圧注入の代わりに浸漬法(どぶ漬け)で処理できます。設備投資は数万円から(ふねの大きさによる)可能で、温度や濃度を適切にコントロールすれば、高品質のDOT処理木材が製造できます。
※工務店や大工さんなどでも準備しやすい「小規模どぶ漬け槽(ふね)」を提案し、概要などを「お客様資料室」にUPしています。

[写真右]加熱式の浸漬浴(どぶ漬け)

Q7 外部の木製デッキに塗りたいのですが ?

A7 ホウ酸塩は水に溶脱するため、外部で使用する場合には皮膜タイプの撥水剤(ウッドエイド)で保護する必要がありますが、ウッドエイドを塗布した場合は、着色や乾燥期間、磨耗などの問題がありあまりお勧めできません。
※現在市販されている着色の木材保護塗料と併用した場合には、ホウ酸塩の素材(白い粉)が塗料に引き寄せられ表面に白いむらが現れますので、濃い色を避けてください。


Q8 軸組みの接合金物にホウ酸塩が付着しても大丈夫ですか ?

A8 市販されている、亜鉛メッキなどで処理した建築金物であれば大丈夫です。