ホウ酸塩防腐防蟻剤一般/Q&A

「ティンボアPCO」の使用方法について、お問合せの中から一般的に多い質疑を掲載しています。

ホウ酸塩防腐防蟻に関する一般的なQ&A

  1. 「DOT」とは何のことですか ?
  2. 『ティンボアPCO』と『ボロンdeガード』の違いは何ですか ?
  3. 塗布面積の目安は ?
  4. 今までの防腐防蟻剤と違う点は何ですか ?
  5. マイホームのメンテナンスを自分でできない場合には ?
  6. マイホーム新築でおすすめの防腐防蟻処理方法は何ですか ?
  7. DOT処理が適切に処理されるか心配です ?
  8. 他社の「ホウ酸塩防腐剤」と商品の違いは ? 低価格で販売できるわけは ?
  9. DOT溶水を作った場合、どれくらいの期間保存できますか ?
  10. 床暖房に有効な防蟻処理と聞きましたが ?
  11. 『ティンボアPCO』には、シロアリ被害の補償制度はありますか ?
  12. 長期優良住宅などで提出する書類はありますか ?
  13. 高濃度のdot処理を推奨する理由は ?

Q1 DOTとは何のことですか ?

A1 DOTとは、ホウ素と酸素が結合したホウ酸塩の木材保存剤のことで、八ホウ酸二ナトリウム四水和物(Disodium Octaborate Tetrahydrate)の略称で、USボラック社が工業用ティンボアの商標名で販売し木材保存剤として使用されている。

※ホウ酸塩(以降DOTと呼びます)


Q2 『ティンボアPCO』と『ボロンdeガード』の違い何ですか ?

A2 共に「DOT」といわれる、ホウ酸塩を用いた木材用の防腐防蟻剤で、人間や動物に無害で、害虫から木材を保護する薬剤です。日本ではアメリカの旧Borax社から輸入し、日本のそれぞれの工場で独自の添加剤などを同梱し商品にしており、主剤のDOT粉は同じですが、木材に浸透させる界面活性剤(添加剤)が独自のものを使い、DOT水溶液を作る場合の濃度が異なってきます。
 『ボロンdeガード・DIY』ではDOT粉を15%の濃度までがDOT水溶液の製造が説明書に記載されております。『ティンボアPCO』では界面活性剤が異なり18%強までのDOT水溶液が作ることができ、2016年より「日本木材保存協会」が認定する15%以上の認定の余裕をもってクリアでき、万一薄くなっても安心して使用できます。
 また、「日本木材保存協会」認定は、初回(2011年)「ティンボアPCO」の製品名でアメリカの製造工場が取得し、製品名が異なる「ボロンdeガード」は認定品の説明が必要になるため、「ティンボアPCO」の商品名で販売したほうが消費者に分かりやすいと判断しています。
※ティンボア(Tim-bor)は、世界中の木材保存に利用されているホウ酸塩で、米国環境保護庁(U.S.EPA)に認可された数少ない木部用保存剤で、米・ハワイ州では全構造材をこのDOTで処理しています。
 日本木材保存協会認定書→ リンクボタン


Q3 塗布面積の目安は?

A3 dot水溶液1ℓで5~6m2塗布(1m2に対し166cc~200cc) できますが、木材の乾燥状態や樹種・年輪巾などによって前後します。
※5m2/ℓを基準としており、5m2以上塗布できた場合には、基準となる木材浸透濃度(kg/m3 BAE)は減少します。


Q4 今までの防腐防蟻剤と違う点は何ですか ?

A4 現在日本で使用されている一般的な防腐防蟻剤のほとんどは農薬系の合成殺虫殺虫剤で、発育中の胎児の脳神経やシックハウス症候群、化学物質過敏症の方などに揮発性である点に影響が有ると言われているのに対し、『ティンボアPCO』の有効成分のホウ酸塩は蒸発しないため、室内の空気を汚さず効果も長期間持続しするため、安全で低価格に使用できる点が最も異なる点です。

※アメリカでは「潜在的な危険な物質」として居住空間に持ち込まれないように細心の配慮がされています。


Q5 マイホームのメンテナンスを自分でできない場合には ?

A5 近所のの塗装業(ペンキ屋さん)を探し、塗装を依頼してください。
ホウ酸塩防腐防蟻剤は、素人でも取り扱える商品ですので、まだ使用したことのない塗装業の方でも、十分取り扱いできる商品です。
塗装業の方が取り扱いなどで不明な点がありましたら、私の方まで連絡するように伝えてください。


ホウ酸塩の加圧注入処理

Q6 マイホーム新築でおすすめの防腐防蟻処理方法は何ですか ?

A6 DOT溶液で加圧注入やどぶ漬け処理した木材を使用し、大工工事の時にほぞ穴などの加工箇所を『ティンボアPCO』で噴霧(スプレー容器)していく方法が最も良い方法と思われますが、現時点では国内に加圧注入処理できる工場が少ないのが現状で、土台だけでも「どぶ漬け処理」で高濃度処理した木材を使用したいものです。

[写真右]
 海外のどぶ漬け装置です。これよりも小さい装置で、刷毛塗りより効率の良い木材塗布に活用できる、小規模どぶ漬け処理を提案しています。


Q7 DOT処理が適切に処理されるか心配です ?

A7 DOTは無職無臭のため着色以外の場合には適切な濃度で処理されているのかわかりませんが、木材を切断し計測器で処理された木材を検査し確認することはできます。
 但し、手間がかかりコストUPになるため、信頼できる処理業者で実施できるか否かが値打に処理するポイントとになり、技術面などを含め処理工場の認定体勢を構築や、工事請負者が信頼できる処理業者を確保できるかなどが必要になってきます。


ホウ酸塩原石

Q8 他社の「ホウ酸塩防腐剤」と商品の違いは ? 低価格で販売できるわけは ?

A8 住まいに対しても健康を求める人が増え、インターネットでの情報が多くなり「ホウ酸塩防腐剤」の認知度も少しながら上ってきました。これも「ホウ酸塩防腐防蟻剤」を製造するメーカー・販売店、そして使用する建築関係者の努力の結果だと思われます。

 お問合せの件ですが、ホウ素系防蟻剤に使用される主成分のホウ素の鉱石は、アメリカやトルコなどで産出され、日本で販売されているほとんどの商品は米国旧ボラックス社のティンボアを輸入しており、原材料はおなじものです。
 商品は木材に浸透させる界面活性剤などの違いや、宣伝や販売網などメーカーの販売方法によってもよって価格も異なっています。
 当方が取り扱う商品が低価格で提供できるのは、NPOホウ素系木材保存剤普及協会理事長から引き継がれた販売元より出荷し、ホウ素系防蟻剤の普及を目的に販売しており、低価格に抑えるため印刷物や宣伝、販売網などに経費をかけず、自作のホームページや説明会などを開催しユーザーを広めているためです。


Q9 DOT水溶液を作った場合、どれくらいの期間保存できますか ?

A9 説明書によると「1週間以内に使い切るように」と書かれています。又、溶かしたホウ酸塩が固まらないためにも5℃以下では保管しないようにしてください。
 但し、私自身の経験では、昨年の11月に作った15%濃度DOT溶液は、2月頃白い塊が容器のそこにめだち、80℃くらいのお湯を入れ10%の濃度になりましたが、長い棒状のようなもので、塊を砕き、かき混ぜた結果、現在は使用出来る状態です。
 以上のことから、早めに使い切ったほうが良いかと思われますが、万一、長い間保管し容器の底に白く固まった場合には、お湯を入れ棒状のようなものでかき回し濃度調整に粉を追加してください。又、経験的に12.5%のDOT水溶液であれば、固まることもなく冬を越すことができました。


Q10 床暖房に有効な防蟻処理と聞きましたが ?

A10 床暖房方式で特に土壌蓄熱床暖房などのように、土台や大引・根太など床組まで暖ためられる床暖房に有効な防蟻処理になります。
 従来の農薬系の防蟻処理だと床組が温まることで揮発効果が増し健康被害が発生する可能性が高くなります。又、5年ほどしか続かない防蟻効果も早くなくなります。
 健康的被害を避けるためにも、是非、使用していただきたい防蟻処理剤です。


Q11 『ティンボアPCO』には、シロアリ被害の補償制度はありますか ?

A11 材料販売のみの『ティンボアPCO』では防蟻工事に対する補償制度はありませんが、土台に基礎パッキンを使用し、建物のシロアリ被害に対する保証制度を受けられるメーカーがあります。
 又、『ティンボアPCO』を使用するシロアリ業者には補償制度を行っている団体もあり、出荷・販売元では新築やリフォーム工事関連の社団法人を発足し、シロアリ被害に対する保証制度も整える予定でいます。


Q12 長期優良住宅などで提出する書類はありますか ?

A12 長期優良住宅などの申請には、木材保存協会発行の認定書や附属書A、施工マニュアルなど、シロアリ対策用の書類を関係機関より提出を求められる場合があります。
 必要な場合には、最新の書類を送信いたしますのでご連絡ください。


Q13 高濃度のdot処理を推奨する理由は ?

A13 日本より先にホウ酸塩処理を行っている海外では、高濃度の加圧注入土台を販売している国もあり、外部から進入するシロアリが最初に近づく土台周りの強化に、新築時しか実施できない「どぶ漬け」による高濃度の防蟻処理を推奨しています。
 加圧注入以外で高濃度の防蟻処理をする「どぶ漬け」は、小規模であれば工務店や大工さんでも準備することもでき、土台周りなら2.5倍の10~15kgのホウ酸塩で処理が可能です。