Q&A/古時計

時計の文字盤

よくあるご質問

  1. 時計にゼンマイを巻く穴が2つあるのは?
  2. 時計を掛ける場合前後左右の傾きを調整するのはなぜですか?
  3. 移動する場合振り子をはずしておくのはなぜですか?
  4. 八日巻きとは ?
  5. 古時計にも偽物が出回っていると聞きましたが?
  6. 住宅の完成祝いなどの記念品に古時計を贈るの良い理由は?
  7. 古時計の動きの誤差はどの程度ですか?

Q1 時計にゼンマイを巻く穴が2つあるのは?
A1 右のゼンマイは針を動かし、左が時打ちを動かすすためのもので、それぞれ役割が分かれています。
尚、時計によっては、時打ちが無く穴が1つしかないものや、後ろからゼンマイを巻くタイプのものもあります。


Q2 時計を掛ける場合前後左右の傾きを調整するのはなぜですか?
A2 古掛時計の機械は長年にわたり分解や修理などで手が加わり、本体に取り付ける際に微妙なズレが生じ、振り子の振れ幅から伝わるアンクルと雁木車が微妙にズレが生じるためです。補正するにはアンクル竿を曲げる方法もありますが初級者の方には難しいため、掛時計を左右前後に傾け振り子が止まらないように本体の取付の方で調整することで解消します。


Q3 移動する場合振り子をはずしておくのはなぜですか?
A3 振り子は振り子を下げる振り竿に取り付けられており、振り竿が少しでも曲げてしまった場合には振り子が動かなくなってしまう場合があります。
時計を移動する場合や掃除などではずす場合にも必ず振り子を取り外し、再び掛けてから振り子を取り付けてください。


Q4 八日巻きとは ?
A4 古時計はゼンマイを巻いて約7日間動くのが多く、8日目に巻くことから”八日巻き”と言われています。
昭和時代からはアルファベットで「14DAYS」や「21DAYS」と文字版に表示されている時計を見かけます。


Q5 古時計にも偽物が出回っていると聞きましたが
A5 私も収集家の方に中国製の偽物を見せてもらいました。
プロの骨董屋さんが本物と信じて持ち込んだ中国製の時計で汚れ具合も見事に仕上がっていました。数多くの古時計をかまっている収集家の方は、「機械の取付位置が違っているのですぐにわかる」と言われましたが、外見しか見れない素人がだまされるのも納得します。
くれぐれだまされないよう気を付けてください。!


Q6 住宅の完成祝いなどの記念品に古時計を贈るの良い理由は
A6  私自身が竣工祝いなどの記念品に選んでいる理由ですが

  1. インテリアとして存在観があり、縁起をかつぎ当て字で「十慶(とけい)」と結納返しの目録にも書かれ、記念品としてふさわしい
  2. 長年使用されてきた「リユース」商品の古時計が、てバウビオロギー(建築エコロジー+)を目指す長寿の住まいのシンボルになって欲しいという願いをこめて
  3. 出物が有れば買い置きしておくこともでき、お客様に渡す迄は事務所で調整し飾りとしても楽しむことができる
  4. 希望金額を提示しておけば、蒐集家や骨董品店のネットワークで掛時計を探しすことができる
  5. アンティーク掛時計は、将来値打ちが上がる可能性が高く万一下がったても1/2程度と言われており、商品の将来的な価値を考え送ったお客様には喜ばれる

など、以外と合理的な考えとげんかつぎから完成祝いにと思っており、贈られる方にとって他にも利点があると思います。


Q7 古時計の動きの誤差はどの程度ですか?
A7  古時計はスプリングが弱くなる事や、歯車の摩耗などで誤差が生じてきます。
時間は、1日に3分前後の誤差が生じ、時打ちは5分前後ずれる場合があり、正確に動かすには、多額な費用でパーツを交換するか、ムーブメントを交換する事になります。