HELP:用語解説/ホウ酸塩防腐防蟻剤

ホウ酸塩関連

  • DOT(ドット)
     DOTとは、八ホウ酸二ナトリウム四水和物(Disodium Octaborate Tetrahydrate)の略称で、木材保存剤として使用されているホウ酸塩(以降DOTと呼びます)のことです。

農薬系防蟻剤関連

  • CCA
     クロム銅ヒ素系木材保存剤のことで、人間にとって有害なシロアリから木造住宅を守るために使用されていた薬剤である。クロム (Cr)、銅 (Cu)、ヒ素 (As) を含み、クロム化ヒ酸銅(chromated copper arsenate)の頭文字を取ってCCA系木材保存剤とも呼ばれる。
     1938年に、アメリカで発明され、アメリカから2×4(ツーバイフォー)住宅が輸入されるようになり、CCA処理された木材が国内で使われだしたが、近年の研究で雨に濡れると徐々に溶け出し、周辺土壌等の環境を汚染したり、人体に触れると慢性毒性により健康被害が発生するリスクを指摘されるようになったため国内では1996年から生産量が激減し、現在はほとんど使用されていない。
  • クロルピリフォス(Chlorpyrifos)
     有機リン化合物で、コリンエステラーゼ阻害作用を持ち、殺虫効果を持つことから農薬やシロアリ駆除などに用いられる。

濃度(%)について

  • 濃度の算定には下記の3種類の方法があり、dot水溶液の濃度は、前提として20%とは100ml中に20gの物質が溶けている状態を指します。
     「○%溶液」と出てきたときは、100ml中に○gの物質が溶け込んでいるということです。
    • 重量体積パーセント(%(w/v)) → 溶液100mℓ中に溶質(溶けてる物)が何g入ってるか。
    • 重量パーセント(%(w/w)) → 溶液100g中に溶質(溶けてる物)が何g入ってるか。
    • 体積パーセント(%(v/v)) → 溶液100mℓ中に溶質(溶けてる物)が何mℓ入ってるか。