新築現場/使用方法

新築現場での塗布噴霧処理

※木造住宅に最小限必要になる建築基準(+推奨)の防蟻処理
  1. 使用商品
    • ティンボアPCO
  2. 木材表面の処理方法
    • 塗布法:刷毛で塗布

      ※無駄なく確実に処理できる刷毛塗りを推奨しています。

    • スプレー法:噴霧器で処理液を吹き付ける。
       ※ノズルは粗めのものを使用し、dot粉による目詰まりにはヘッド部を湯に漬け洗浄します。
    • 木材の表面を液が流れる寸前にとめる
    • 作業性を考慮して、塗布とスプレー法を組み合わせた作業を推奨
  3. 必要な処理液
    • 標準塗布処理は、1m2あたり200mℓで、20%dot水溶液を使用。
    • 1回の塗布処液量は、木材の種類や乾燥状況によって左右されますが、表面1m2あたり100~110mℓが目安になり、20%dot水溶液2回塗りで3.0~5.0寸の構造材(土台・大引・柱)の処理が可能になります。
    • [例]1階部分20坪の在来木造で建築基準法のGL+1mまでの塗布に、構造耐力上主要部分で処理液 12ℓ前後、基準法外の床組み(大引き、根太)や間柱などを含めた場合 22ℓ前後が必要
      ※根太や間柱は 1回塗り
  4. 道具 ホウ酸塩で防腐処理したハワイの新築現場
    • スプレー
      • 噴霧器 ※ノズルは粗めのものを使用
    • 塗布
      • 刷毛
      • ローラー
    • 作業の保護
      • 長袖シャツ、長ズボン
      • 手袋(ゴム、ポリエチレン)
      • 安全ねがね、ゴーグル
      • マスク(有機溶剤用)
  5. 処理範囲
    • 建築基準法に準拠した防蟻処理(最小限)
      ※GL+1000mmまでの塗布処理
      • 壁面:土台(足固め)、柱、筋違、胴縁、(木摺)
      • 床面:床束、大引、根太、根太掛、
    • 追加処理部分(推奨)
      • 床板:洗面所、台所、洗濯機、和室の荒板、
      • 浴室:天井、梁まで ※他、湿気の多い部屋
      • 玄関:2回塗り
    • カンザイシロアリや防虫、防腐を考慮した建物全体の防腐防蟻処理
      • 構造材:全て
      • 下地板:野地板、和室の荒板、
      • 内装材:湿気の多い部屋廻りの板材・下地材、
  6. その他
    • 木材の木口、割れ、欠き込み、ほぞ孔、ボルト孔、仕口、継手、接合部、金物取付箇所や、木材とコンクリートが接する部分には、入念に処理してください。
    • 1階の床下は、防湿コンクリートやベタ基礎で薬剤で防蟻処理した土壌をふさいでください

使用注意事項

  • 塗布後、無垢仕上げ材に直接手で触れる場合には十分な乾燥を確認する。
    → 手から出る油が付着しやすい